青瓦台「米朝だけの終戦宣言で充分」…中国が変数
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.26 11:15
韓国戦争(朝鮮戦争)の終息を確認する終戦宣言が第2回米朝首脳会談の主要イシューであることが確認された。米朝交渉に精通する複数の外交筋が25日、両国の実務交渉で首脳会談宣言文に終戦宣言文面を含める方向で議論していることを知らせた。金宜謙(キム・ウィギョム)青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官も同日「終戦宣言の可能性」に言及し、終戦宣言が米朝首脳会談の議題であることを示唆した。米国・北朝鮮と緊密なチャンネルを維持している青瓦台で会談議題と方向を公開したため非核化に併せて韓半島(朝鮮半島)平和体制構築問題、すなわち終戦に関する表現が何らかの方法でハノイ首脳会談の成果物に含まれる見通しだ。
終戦宣言は昨年の第1回米朝首脳会談合意の延長線上にあり、これを更に具体化した内容だ。昨年の第1回米朝首脳会談後に出された共同声明文の第2項は米国と北朝鮮が韓半島で恒久的平和体制を構築するために共に努力すると明示した。トランプ米大統領は第1回首脳会談直後の記者会見で「近い将来、実際の終戦宣言があるだろう」とも明言した。米朝が今回終戦宣言に合意すれば260余日で「行動」に移すことになる。したがって、今回の第2回会談の終戦宣言合意は昨年の「恒久的平和体制」に進むための入口を開いたという側面がある。梨花(イファ)女子大学国際学部のパク・インフィ教授は「形式的な終戦宣言を後回しにしても内容的な戦争の終息は必要だ」と指摘した。国家安保戦略研究院イ・ギドン副院長は「終戦宣言は政治的意味が強くはあるが北朝鮮と米国の信頼形成のための呼び水になることができる」と分析した。