【時論】最悪の粒子状物質事態…いまある対策でもまともに履行せよ=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.22 10:56
大気管理政策において、きちんと練られた履行計画と評価は政策の始まりであり終わりだ。これが一番の基本であり重要な政策過程だが、われわれはこの部分を一番おろそかにしている。そうこうしているうちに、一部政界からは画期的な粒子状物質対策を見つけるという意欲が先んじたあげく、専門家の懸念にも都心に大型集塵機を設置しようと言ってみたり、人工雨を降らせて粒子状物質を一時的に減らそうという非経済的かつ非科学的な対策を提案をしたりもする。
政策の補完は常に現政策の問題点を把握することからスタートしなければならない。国内の大気管理がまともに行われない部分は何だろうか。中央政府は中小事業場の大気管理を地方自治体に任せたというが、実際のところ地方自治体は中小事業場の大気管理ができる部署も人材もない。このようにみると、汚染物質の排出実態どころか事業場の数さえまともに把握できずにいるのが現状と言えよう。