【時論】韓国の自動車部品産業の生態系が根元から揺らいでいる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.19 16:05
グローバル競争の第一線に立っている韓国完成車メーカーの競争力は国内の部品素材協力会社が決めるという点は良く知られている事実だ。韓国の自動車協力会社は通貨危機と金融危機を賢く克服し、韓国自動車産業が世界5位の競争力を確保する土台になってきた。
韓国の自動車産業は金融危機を短期間に克服し、第3の成長期に入るとみられたが、国内生産が2011年頂点(465万7000台)となって以来、下り坂をたどっている。内需が低迷した中で競争力の低下により、海外生産販売と輸出が減少しているためだ。完成車メーカーがせきをすれば協力会社は風邪をひくと言われる。金融危機以降、右肩上がりとなっていた現代自動車の売り上げが2016年から減少傾向に転じ、営業利益率も減って今年上半期に通貨危機や金融危機当時より低い3.5%に下落、協力会社には非常事態になった。