【噴水台】イカ失踪の顛末=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.19 15:50
今度はイカが大変なことになっている。価格がずっと上がっている。1匹8000ウォン(約800円)もする。昨年の同じ時期に比べて40%、3年前に比べると160%高い。重さにすると1キロあたり2万ウォンだ。輸入冷凍サンギョプサルの2倍にのぼる。中華料理店のチャンポンでイカを見つけるのが難しいという。
価格が上がった理由は当然、漁獲量が減ったからだ。イカは2000年代初期まで年間漁獲量が20万トン以上だった。その後は減少し、昨年8万7000トンまで減った。今年は5万トンを下回る見込みだ。海水の温度が上がったためイカの生息地が北に移動し、その北側の海で中国がイカを乱獲している。韓半島(朝鮮半島)近隣ではもう獲れない。このままだと、韓国国民に人気があるスケソウダラやウマヅラハギが近海から姿を消したようにイカも消えてしまうだろう。国立水産科学院が今年、イカを「資源回復対象魚種」に指定した背景だ。