【社説】相次ぐ最悪の雇用統計、韓国政府は重く受け止めるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.19 13:46
「雇用の牽引車」に挙げられる製造・卸小売・宿泊飲食など「ビッグ3」業種で雇用が減っている。昨日、統計庁によると、今年1~10月にこのビッグ3業種の平均就業者は1048万2800人と、昨年より16万3700人減少した。ビッグ3就業者が減少に転じたのは2013年、関連統計作成以来初めてだ。
特に、宿泊飲食業は「死の渓谷」を歩いている。文在寅(ムン・ジェイン)政府が始めた最低賃金の急騰で雇用員なしに孤軍奮闘していた零細自営業者は年初から店をたたみ、雇用員のいる自営業者も先月から減少傾向に転じた。その結果、先月、宿泊飲食業の就業者は1年前に比べて9万7000人減少し、17カ月連続でマイナス行進だ。2013年産業別就業者の集計を始めて以来過去最長の減少記録だ。最低賃金をはじめとする所得主導成長政策の影響が大きかったのではないだろうか。