【時論】われわれには危機克服のDNAがある=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.27 13:36
「悠久な歴史と伝統に輝くわれわれの大韓国民は3・1独立運動で建設された大韓民国臨時政府の法の正統や不正に抵抗した4・19民主理念を継承して、…われわれと次の世代の安全や自由や幸福を永遠に確保することに決意しながら…」。大韓民国は今どこへ向かっているのだろうか。われわれはこの大韓民国をどこに導いていくべきか。大韓民国の歴史で今のように混沌と分裂によって道をさ迷う時期もなかっただろう。
もちろん、これよりも大きな危機もあった。しかし、その当時は力を合わせてどこへ進むべきかを知っていた。だが、今は方向を失った。このような時は基本に立ち戻るべきだ。国家の目的は何か。国家の主人は誰か。大韓民国憲法全文に明示されている。「われわれと次の世代の安全や自由や幸福を永遠に確保すること」が国家の目的だ。国民安全、自由民主主義、国民幸福、そして未来世代への配慮が真の危機克服の道だ。第一に、国民の安全は安全保障から始まる。最近、急激に変わりつつある国際情勢は文禄の役と韓日合併を連想させる。文禄の役の直前に黄允吉(ファン・ユンギル)と金成一(キム・ソンイル)の政派的判断を繰り返してはならない。清・日本・米国・ロシアの間で右往左往する姿をまた見せてはならない。