【取材日記】韓日天主教、100年ぶり謝罪
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.14 07:20
日本カトリック教会が9日、「植民地時代に韓国カトリック教会に大きく関与し、日本の侵略戦争への協力を信者に促したことについて責任がある」と謝罪談話を発表した。現在、日本のカトリック信者は約50万人。一方、韓国は500万人を超える。日帝強占期には事情が違った。朝鮮は植民地だった。日本には法王庁大使が派遣されていたが、朝鮮には法王庁大使がいなかった。日本の法王庁大使館が朝鮮天主教まで管轄した。したがって日本カトリック教会の影響が朝鮮に大きく作用した。
1831年に法王庁は朝鮮の布教をパリ外国宣教会に任せた。彼らにとって朝鮮は「他国」であり、宣教師は精神的な救いにだけ関心があった。ミューテル主教は1911年6月、朝鮮総督の寺内正毅を訪ねて「カトリック教会は政治問題に無関心だ。私は日本を合法政府と認めている」と述べた。そこで大邱(テグ)教区長ドマンズ主教は「我々のカトリックは神のものは神に、カイザルのことはカイザルに返した」として政教分離の立場を表明した。彼らの目に朝鮮の独立運動は「反政府運動」にすぎなかった。