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世界で巻き起こる「片づけの女王」近藤麻理恵ブーム…日本式ミニマリズム強調

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.12 09:57
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「両手で物に触れてみてください。まだときめきますか。ときめかなければ捨ててください」。

整理・整頓で人生を変えることができると信じる日本人「片づけの女王」近藤麻理恵さん(35)が新年から世界に片づけブームを巻き起こしている。近藤さんは2011年に出版した『人生がときめく片づけの魔法』で日本・韓国などで名前が知られた片づけの専門家だ。

 
ことしに入って近藤さんの家の片づけのノウハウが新たに広まったきっかけはデジタル・ストリーミング・サービス「ネットフリックス」が配信するリアリティーショー『KonMari~人生がときめく片付けの魔法~』だ。1月1日から全8回が配信された同シリーズは近藤さんが米国の一般家庭を訪問し、独自の方法で片づけを手伝う内容だ。

特に米国の反応が熱い。消費を美徳と考え、物の山の中でさ迷う米国人の人生を変える勢いだと現地メディアが伝えた。ブルームバーグ通信は「ときめき(spark joy)を基準として物を捨てるか大事に保管することを選択する近藤さんの独特の片づけ術が物に埋もれて暮らす米国家庭を変化させている」と報じた。

番組の人気は米国全域のリサイクル店に物を寄付する行列につながった。グッドウィル・救世軍など使わない物の寄付を受け販売する店や中古品を売買するビンテージ・ショップを訪れる人が急増した。ツイッター・インスタグラムなどのソーシャルメディアに「こんまり」片づけ術できちんと整頓した衣装だんす・収納棚の写真を投稿するのが流行りだ。

こんまり片づけ術は家の物を5つのカテゴリーに分類する。(1)衣類(2)本(3)書類(4)小物類(台所・トイレ用品)(5)思い出の品(写真・記念品)だ。カテゴリー別に該当する物を全部取り出して1カ所に集めた後、どれくらい持っているのか確認して多すぎないか評価する。最初の順序で服を整理するが、天井に届きそうな巨大な服の山が作られると人々は初めて「たくさんありすぎるなあ」と自覚する。反省と自覚が繰り返され、捨てることが苦手な人も捨てられるようになるというのが経験者の話だ。

評価の基準は物を1つずつ抱きしめ、触れた時にときめくかどうかだ。もうときめかない物には心からの感謝を示し、別れを告げる。古い靴下や着なくなったワンピースを抱きしめて「ありがとう」と言う。若干呪術的で宗教の儀式のように感じられるこの部分が米国の視聴者がこんまり片づけ術に熱狂する理由だ。日本風のミニマリズムを前面に掲げ、差別化に成功した。

近藤さんは日本語で番組を進める。通訳を介して会話する。顧客の家を初めて訪問するとリビングの真ん中に座って両手を合わせて祈り、底を撫でて家と「あいさつ」を交わす。物にも命があり、尊重しなければなければならないと考える。ストッキングの真ん中をぎゅっと縛って保管したらストッキングが息ができないと信じる。

近藤さんの指示により片づけると顧客は「人生も変えることができる」という彼女の言葉を信じるようになるとニューヨークタイムズ(NYT)は伝えた。実際、育児を始めてから家がめちゃくちゃになって喧嘩が頻繁になった夫婦が数週間ですっかり家を片づけた後仲良くなったエピソードが出てくる。がんで亡くなった夫の荷物を整理する妻、家全体が倉庫のような「空の巣」の老夫婦、ゲイ・レズビアンカップルなどが無秩序な家を整理しながら今までの人生を振り返り、新しい計画を立てる。一橋大学の鈴木智子教授は「日本では整理整頓が掃除自体を指すとしたら、米国では自我実現方法論として認識されている」とし、「近藤氏の片づけ術はただの片づけ術ではなく自分自身を助け、理解し、開発する道具になった」と話した。

近藤さんは幼い頃から几帳面に物を片づけようとする強迫観念があったという。19歳の時から友人の物を整理して小遣いを稼いだ。東京女子大学(社会学)を卒業した後、人材会社に勤めながら副業で片づけを続けた。初期は5時間の片付けで1万円程度をもらっていたという。そのうち会社を止めて本格的に片づけを専業にした。

米国での成功は容易ではなかった。2014年に本が英語に翻訳・出版されたが注目されることができなかった。近藤さんが英語があまりできないため本の広報の仕方が難しかった。放送やトークショーに出演させるのは限界があった。機会は運命的にきた。NYTの記者が偶然に本を発見してこんまり片づけ術により衣装だんすの整理を試みた経験を記事に書いた。その後本が飛ぶように売れ始めた。『人生がときめく片づけの魔法』など著書が800万部以上売れた。

近藤さんは「こんまりメディア」の創業者兼最高ビジョン責任者だ。執筆や番組出演の他にこんまり片づけ術を修了したコンサルタント養成で収益を出す。こんまり認証コンサルタントになるための教育費は1人当り約2700ドル(約30万円)だ。鈴木教授は「近藤さんは家の片づけという平凡なことを付加価値の高いビジネスにした」と話した。

近藤さんの片づけ術が「消費主義的ミニマリズム」という批判もある。捨てた分だけ新しい物を入れる余地があるためだ。意識の高い消費を誘導するという肯定論もある。まだこんまり片づけ術が流通・小売業界にどんな影響を及ぼすかは分からないとブルームバーグ通信は伝えた。しかし、つまりは少なく消費することが美徳というメッセージを投げかけている点は明らかだ。「物質的な消費、買い物により幸せになることができるという誤った幻想」に警戒しなければならないというのが近藤さんが伝えるメッセージだ。

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