【韓半島平和ウォッチ】非核化実現に向けて北朝鮮に安全保障案の提示を=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.03 16:25
北朝鮮は通常の国とは違い、南北分断と首領体制によって国家、体制、政権の安全保障が一体化した。したがっていかなる脅威にも政治的に非常に過度に、また硬直した形で反応する。さらに食うか食われるかのゼロサム競争関係にある韓国の国力が50倍も大きく、最大敵国の米国は世界最高軍事強国だ。核専門家は南北間、米朝間の敵対関係によって発生したこうした北朝鮮の脅威認識が核武装の核心原因と指摘する。
ここに、なぜ過去の北核合意がいつも破られたかに対する答えがある。北朝鮮の長期的生存に対する根本的な安全保障上の不安が解消されていないからだ。説得と制裁、経済的補償で北核問題を解決しようとする我々の戦略は本質的な限界がある。北朝鮮は強い制裁圧力に直面すれば、当面の危機と経済危機を免れるために核合意に動く。しかし北朝鮮は安全保障上の不安のために非核化できない。結局は核合意を違反して核開発を再開する悪循環が繰り返される。