【コラム】実用外交と韓米関係(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.10 10:50
こうした脈絡で李大統領の発言も「余計なことをして事態を悪化させた」という話が出る。李在明政権が強調し続けてきた「実用外交」とはほど遠いとの見方が多い。メルツ首相と李大統領とも原則に忠実であろうとする意欲を見せた点では点数を得られるだろうが、実用的なアプローチを通じて国益を確保するのには失敗したのだ。
実用外交と合わない李大統領関連のハプニングはまだある。李大統領は先月、自身のSNSにイスラエル軍がパレスチナの子どもの人権を蹂躪(じゅうりん)するような様子が写った動画をシェアしながら「私たちが問題にする慰安婦強制、ユダヤ人虐殺や戦時殺害と違わない」という趣旨の文を載せた。李大統領の意図に対しては共感できるが、2年前の動画をシェアして他国を非難するのは唐突と言わざるを得ない。特にイスラエルはイランと戦争中で、韓国はその戦争の火の粉が降りかからないかと中立的な立場を堅持している状況だった。