「定年は65歳、老人は70歳が適当」…韓国、火がついた年齢境界線大移動[臨界点に来た高齢の基準]
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.28 13:28
慶尚南道南海郡昌善面(キョンサンナムド・ナムヘグン・チャンソンミョン)では65歳が青年だ。青年会加入上限年齢を60歳から65歳に引き上げて久しい。66、67歳も青年として活動している。70歳を越えてようやく老人会に入ることができる。南海郡昌善面上竹里(サンジュクリ)のコ・ギョンジョン里長(51)は「65歳になって老人会に加入するとすぐに最年少になってしまうのであまり行きたがらない。この地域の70、80代のほとんどが健康で、まだ農作業の仕事をしている」とし「老人の基準を10年引き上げて、定年の年齢も当然引き上げるべきだ」と話す。
27日、韓国統計庁の人口状況版によると、現在65歳以上の高齢者は19.2%だ。超高齢社会(高齢者20%以上)入りが目前に近づいた。2000年高齢化社会(高齢者7%)に入った後、24年間で高齢化が濃縮されて最近1週間に新しい変化を要求する声が爆発した。大韓老人会のイ・チュングン新任会長(83)が「老人の基準75歳」を提案し、行政安全部が公務職定年を65歳に延長した。60歳以上の就職率が50代を追い抜いた。韓悳洙(ハン・ドクス)首相が老人年齢の引き上げを検討するとした。ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長はイ会長の提案を「新たな未来を開く第一歩」として評価した。