「老後破産」過去最大…破産申請の40%が60歳以上=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.15 09:43
ソウルに住むクァクさん(60)は5月に1億1000万ウォンの負債を返済できず裁判所に破産を申し立てた。運転代行などあらゆる仕事をしながら40年近く働いたが、老後は依然として不安だった。退職金を増やそうとしたが今年初めに株式詐欺に引っかかり、これを挽回しようとカード会社から貸付まで受けたが結局莫大な借金を抱えることになった。
ソウルで27年間中小企業を運営してきたキムさん(69)はコロナ禍で売り上げが急減し信用不良者になった。取引先の不渡りで経営が厳しくなり結局廃業したが、会社代表として連帯保証債務20億ウォンを抱え込むことになったのだ。これ以上収入がないため負債を返すことができず、70代で再び事業を始める意欲も出ず昨年9月に破産を申し立てた。