【コラム】韓国の75歳以上、4人の1人はまだ労働(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.25 16:12
京畿道富川市(プチョンシ)の高齢者施設で療養保護士として働くファンさん(71、仁川市南洞区)。ファンさんは10年以上前に中小企業を定年退職したが、その後も働き続けている。一日に6時間、体が不自由な患者の世話をしながら月150万ウォン(約17万円)を受けている。多い金額ではないが、働いていれば生活の活力を感じるという。「この仕事のおかげで今まで子どもの世話にならずに暮らしている。新しい仕事を見つけようと今は笑顔治療の資格を勉強している。体力が続くまで仕事をしたい」というのがファンさんの望みだ。
ファンさんのように古希(70歳)を超えた年齢でも生活戦線に立つ「ワーキングシニア」は珍しくない。統計庁によると、70歳以上の就業者は昨年184万9000人と、5年間に51.6%(63万人)増えた。年間雇用率は2018年の24.3%から急上昇し、昨年初めて30%台となった。特に統計庁は75歳以上の雇用率を昨年初めて算出したが、24.3%にのぼった。80歳近い年齢でも4人に1人は働いているということだ。