石油化学は業況厳しいのに…韓国エスオイルは9兆ウォン投じて規模拡大(1)
中国と中東発の供給過剰による直撃弾を受けた韓国の石油化学業界は、収益性が低い事業を整理している。LG化学は今年初めに石油化学原料となるスチレンモノマーを生産する大山(テサン)と麗水(ヨス)の工場稼動を中断したほか、ナフサ分解設備(NCC)第2工場の売却も推進している。ロッテケミカルは昨年、中国国内の汎用製品工場をすべて売却したのに続き、マレーシアのロッテケミカル・タイタンの処分も検討している。
しかしエスオイルが進む道は違う。石油化学事業をさらに育てようとしている。韓国の石油化学史上で最大規模となる9兆2580億ウォン(約1兆242億円)を投資するシャヒーンプロジェクトの話だ。昨年3月着工して、蔚山(ウルサン)の温山(オンサン)国家産業団地に石油化学工場を建設中のシャヒーンプロジェクトの現場を22日に訪れた。シャヒーンはアラビア語で鷹を意味する。鷹はエスオイルの親会社であるアラムコの本社があるサウジアラビアの国鳥だ。