【コラム】統一を否定した金正恩委員長・任鍾晳元文大統領秘書室長の「逆説的功労」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.30 16:11
任鍾晳(イム・ジョンソク)元文在寅(ムン・ジェイン)大統領秘書室長が19日、「9・19平壌(ピョンヤン)共同宣言」6周年記念式で「統一するのをやめよう」として北朝鮮が主張する「二つの国家を受け入れよう」と発言し、逆風を受けている。脱北者の朴沖綣(パク・チュングォン)国民の力議員は脱北者と共に記者会見を開き、「3万4000人の脱北者と1000万人の離散家族の胸に釘を刺した」として国民への謝罪を要求した。
次期大統領選挙の候補として言及される呉世勲(オ・セフン)ソウル市長はSNSに「従北だと思っていたが忠北なのか」と投稿し、任元室長の主張は北朝鮮に忠誠を尽くすものではないのかと主張した。普段から言動が慎重な呉市長が理念的な鮮明性を浮き彫りにしながら正統保守層の好感を得ようとしたという評価が出ている。