韓国、税収不足しても「減税」…成長の呼び水急がれるのに「財政緊縮」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.04 09:26
政策目標と実際の効果がかみ合わない経済政策が同時に推進されて市場の混乱を呼んでいる。最近経済の最大難題である内需不振から税収不足、住宅価格問題にまで「政府が政策方向調整能力を失っている」という指摘が出る。
まず減税と緊縮財政を同時に推進している点が政策相反という指摘を受ける。現政権は発足してから減税案を出し続けているが、税収不足が確実視される状況でも具体的な財源補填案はまだ発表していない。企画財政部によると、韓国政府の来年の国税収入見通しは382兆4000億ウォン(約41兆円)で2022年実績の395兆9000億ウォンより少ない。経済は成長するのに国税収入は減る状況だ。