韓国、法人税急減で今年の税収欠損30兆ウォンの危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.02 09:06
今年の年間税収(国税収入)欠損額が30兆ウォン(約3兆2828億円)を上回る恐れがあるとの見通しが出ている。企業の業績悪化により法人税収入が目標値を大きく下回った余波だ。税収は減るのに財政支出が増えれば、韓国政府が懸念した「ワニの口」のように広がる財政グラフが現れる可能性がある。昨年に続き2年連続の大規模税収欠損危機が予告され国の財政に警告ランプが灯ったと指摘される。
関係当局によると、韓国企画財政部は今年の税収不足が30兆ウォン以上になる可能性を念頭に、税収再推計作業を進めている。7月までの国税収入は208兆8000億ウォンで1年前より8兆8000億ウォン少なかった。企画財政部が予想した今年の年間国税収入は367兆3000億ウォンで昨年より23兆2000億ウォン多い。だが7月末基準で実際に得た税収は昨年より9兆ウォン近く少ない状況だ。8月以降の実績が昨年より改善されない場合、単純計算で税収不足が最高32兆ウォンに達するとの試算が出ている。