韓国、物価高・猛暑で休暇シーズンに旅行をあきらめる人が急増…商人「売り上げが3分の1に」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.28 07:42
#16年間、江原道平昌郡(カンウォンド・ピョンチャングン)で民宿やペンションを運営してきたイさん(58)は、「休暇シーズンの商売は駄目だ」とため息をついた。通常7月15日~8月24日の1カ月半程度が繁忙期だが、今年は7月28日~8月6日の10日程度予約がいっぱいになった後、今までお客さんがいないためだ。昨年に比べると、7~8月の売り上げが1500万ウォン(約162万円)から500万ウォンに3分の1に減ったという。イさんは「皆どこに行くのかと思ったら、東南アジアに行っていた」とし、「周辺商圏も深刻だ」と話した。
夏の休暇シーズンの商売に対する期待感が水の泡になる雰囲気だ。27日、韓国観光公社によると、先月の全国観光支出額は3兆2711億ウォンで、昨年同月(3兆5892億ウォン)より3181億ウォン減少した。集計が始まった2018年以来、7月の観光支出額がパンデミックの影響で2兆ウォン台を記録した2020・2021年の次に3番目に低い。エンデミックが本格化した2022年7月に3兆6990億ウォンを記録し、国内観光が活性化するかと思ったが、昨年から再び下落傾向が続いている。