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「ロシア、北朝鮮の羅津港で石炭輸出船舶手配…中国に1万トン運送」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.12 09:25
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ロシア企業が北朝鮮から中国に石炭を運送する船舶を探す「船舶手配公告文」がメッセンジャーアプリを通じて出回っている事実が確認された。過去には北朝鮮から石炭を載せて出る点が負担として作用し実際に入札に参加する船舶がなかったが、今回は実現するか注目される。

米政府系ラジオのボイス・オブ・アメリカ(VOA)は11日、荷主であるロシア企業の依頼を受けた船舶ブローカーが電子メールとメッセンジャーアプリのワッツアップなどを通じ船舶会社関係者らに公告文を送っているのを確認したと報道した。

 
VOAが確認した船舶手配公告文によると、運送対象の石炭は合計1万トンで船積地は北朝鮮の羅津(ナジン)港、荷役地は中国の大連港だ。公告文には羅津港と大連港で1日の船積み量はそれぞれ5000トンと8000トンと表記された。

VOAは石炭1万トンに対する船積みと荷役作業が羅津港では2日、大連港では1日半ほど必要とされると推測した。合わせて、できるだけ早期に運送を希望するという文言も公告文に含まれていた。

これを受けVOAはこの石炭1万トンがすでに羅津港で船積み待機状態にあると推定した。

VOAは民間衛星企業プラネットラボが撮影した衛星写真を分析し4月7日から羅津港と周辺の空き地に石炭が積み上げられ始めたと報道した。この地点で大量の石炭がみられたのは約5年ぶりだ。

国連安全保障理事会は石炭を含む北朝鮮産鉱物の輸出を全面禁止している。ただ北朝鮮とロシアが合弁で運営する羅津・ハサン一帯で船積みされるロシア産石炭に対しては制裁の例外が認められている。

過去にも数回にわたり羅津港からロシアの石炭を船積みして中国とベトナムなどに運ぶ船舶を探すという内容の公告文が出回ったが、応じる船舶がなく輸出が失敗に終わったこともあった。

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