【コラム】韓国与党・国民の力、消滅の危機を把握しているのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.30 14:34
早ければ10余年後には「汝矣島(ヨイド)伝説」が生まれそうだ。過去に保守政党が多数党だった時代があたかも伝説のように語られる時が来るということだ。
第22代総選挙の結果をみるとそうだ。今回は改憲阻止線100議席をわずかに超えたが、国民の力が変わらない限り今後は100議席も厳しい。現在の大韓民国の構造的危機は少子高齢化と地方消滅だ。ところがこれは保守政党の国民の力にも致命的だ。第22代総選挙は「前例を探すのが難しい」保守与党の惨敗にとどまらず、保守政党の惨敗を固着化する韓国政治の分岐点となる可能性がある。