韓国の輸出先1位と2位の国なのに…「目には目を」米中関税戦争の波紋
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.30 07:40
中国政府が米国の高率関税に対抗して報復関税を許容する新たな関税法をまとめ、米中間で貿易戦争の戦雲が深まっている。短期的には韓国が利益を得られるという期待感が一部で出る。だが米中貿易紛争が現実化する場合、長期的に世界貿易量が萎縮し対外依存度が高い韓国経済が大きな打撃を受けることになるとの懸念も少なくない。
米中対立が本格化したのは、最近中国政府が「海外の高率関税に同等な関税を賦課できる」という新しい関税法を12月から施行することに決めてだ。バイデン米大統領が17日に現在7.5%である中国製鉄鋼・アルミニウム製品の関税を25%に引き上げるよう米通商代表部(USTR)に勧告すると、中国政府も「目には目を、歯には歯を」とばかりに報復関税を賦課できるという内容を公式化し真っ向から対抗に出た形だ。