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<サッカー>口を開いたクリンスマン前監督「韓国では誰かが責任を取るが、それが私だった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.24 07:52
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ユルゲン・クリンスマン前韓国サッカー代表監督(60、ドイツ)が1月のカタールアジアカップ当時に発生した選手間の不和説に口を開いた。解任から約2カ月後だ。

クリンスマン氏は22日(現地時間)に放送されたオーストリア・セルブスTVスポーツトークショーに出演し、「パリ・サンジェルマン(PSG、フランス)に所属する若い選手(李康仁)がトッテナム(イングランド)主将の年上の選手(孫興慜)に無礼なことを言った。それを心にとどめておいて、2人のけんかが起きた。若い選手が孫興慜(ソン・フンミン)の指を脱臼させた」と話した。続いて「数人が入って引き止めた。翌日にも対話をしたが、みんなショックを受けて尾を引いていて、その瞬間、もう一つでないと感じた」と当時の状況を伝えた。

 
孫興慜と李康仁(イ・ガンイン)は2月のアジアカップ準決勝を翌日に控えて衝突を起こし、大きなショックを与えた。孫興慜が卓球をするなと言ったという理由だった。孫興慜と李康仁は翌日のヨルダンとの準決勝に共に先発出場したが、無気力な試合をして敗れた。韓国は有効シュートが1本もなかった。この事実が伝えられて批判を浴びた李康仁はパリから英ロンドンに行き、孫興慜に会って謝罪した。孫興慜は謝罪を受け入れた。李康仁は先月、代表チームに招集され、練習前にまた公式的に謝罪の意を表した。

アジアカップ優勝が目標だと明らかにしていたクリンスマン氏は、韓国が拙戦をしてアジアカップ準決勝で敗退したうえ、チーム内に生じた問題を解決できなかった。結局、2月16日に解任された。にもかかわらずクリンスマン氏は、過去15年間で韓国がアジアカップで残した最高の結果だったと主張した。クリンスマン氏は苦笑しながら「それでも韓国の文化では誰かが責任を取らなければいけない。選手たちは次の大会に出なければならず、それが監督に回ってきた」と話した。クリンスマン氏は「韓国語を2年間習って、限られてはいるが単語を読める程度になった。しかし選手の間にどんなことが起きているのかは分からなかった」として「韓国の文化では過ちがあっても年上の方が常に正しいということを学んだ」とも話した。

クリンスマン氏は韓国代表監督に就任して以降、ほとんどの時間を外国で過ごし、検証された欧州組をチェックした。Kリーグで有望株を発掘するのに注力しなかったという批判を受けた。これについてクリンスマン監督は「1年間で一日も逃したくなかった」と語った。そして「韓国での1年間は経験と学習の面で素晴らしかった。韓国代表はワールドカップ(W杯)8強を超える実力を備えていたため、我々は続けたかった」とむしろ残念な思いを表した。

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