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「大衆の憤怒利用したトランプ氏、民主主義だけ悪化させた」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.15 13:08
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――現在の政治文化はそうではなさそうだ。

「市民はいま無力感に陥っている。自分の声が政治家に届かず重要視されることもないということだ。民主主義が危機から抜け出すには市民的共和主義自由概念が制度と実践の両方で回復されなければならない」

 
――トランプ前大統領が米国大統領選挙に再び出馬して強い支持を得ているが、この現象をどのように見るか。

「トランプ氏は能力主義の結果である大衆の憤怒をしっかりつかんでこれを利用するのに卓越している。この数十年間で深まった貧富の格差のため困難を経験する人たちの途方もない憤怒感情をうまく利用した。トランプ氏が彼らに耳を傾けたのはよかったが、彼らに実質的な役に立たず民主主義を悪化させただけだ」

――大衆の憤怒の背景に政治エリートの役割があるという話だが、専門家らが主要政策決定を主導するのは専門性が強調される現実に合致するのではないか。

「政府に専門家がいて専門性をうまく活用することは必要だ。しかし政治家は専門家だけに従ってはならない。例えばパンデミックのためいつ学校を開けて閉じるのかの決定は共通善を念頭に置いて下さなければならない政治的決定だ。保健専門家の諮問が必須だがその決定を専門家が下すべきというのは技術官僚制の幻想だ。ここで必要なことは政治家の責任ある判断力だ」

◇「政治家は専門家の意見にだけ従ってはならない」

――政治家の役割や資質は何だろうか。

「政治家は市民、特に厳しい状況の人たちの話を共感を持って傾聴しなければならない。専門家の正確な情報と分析を活用して大衆の話を傾聴し、共通善に基づいて状況をしっかり考慮して判断する能力を備えなければならない。アリストテレスが語った実践的知恵とハンナ・アーレントが語った政治的判断力がまさにそれだ」

――このところ大学で人文学は能力主義競争から疎外されているが、この時代の人文学の役割は何か。

「教授として活動して多くの人が哲学的悩みを通じて人生が変化する姿を見た。特に大学はすべての学生に人文学を教えなければならない。人文学的事由を持つように文学・哲学・史学などと必ず接するようにすることは未来に向け絶対に必要だ」

――特に関心を持つテーマや著述計画はあるか。

「急激に発展する技術問題に関心がある。人工知能(AI)の登場とチャットGPTと関連した倫理的意味、ビッグデータ時代のプライバシー問題、ソーシャルメディアが個人を孤立させる現象などに関心を傾けている。歪曲された情報の流通、政治的偏向性を強化するメディアの役割も大きな問題だ。こうした問題を本でも書く考えだ」。

「大衆の憤怒利用したトランプ氏、民主主義だけ悪化させた」(1)

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