全世界が飛び込んだ第6世代戦闘機競争…「空の戦争」の構図変える(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.14 13:20
このプロジェクトを通じて開発される第6世代有人戦闘機はMUM-Tを通じて協力戦闘機(CCA)やロイヤル・ウイングマンのようなドローンと協力して作戦を展開することになる。ロイヤル・ウイングマンはAIで統合された無人戦闘機(UCAV)で、次世代有人戦闘機・爆撃機と合同作戦を展開する。ほとんどが消耗品として活用される在来式のドローンと違い、空中戦での生存性が一定部分確保されるという特徴がある。このため、価格と性能は有人機とドローンの中間水準だ。
注目されるのは日本だ。日本は英国・イタリアと組んで2035年までに第6世代戦闘機を共同で開発する「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」を稼動している。英国のBAE、イタリアのレオナルド、日本の三菱重工など各国を代表する防衛産業関連企業が参加する。英国とイタリアは既存の戦闘機であるユーロファイター・タイフーンを、日本はF2をそれぞれ代替するのが目標だ。日本は1980年代に戦闘機を独自開発しようとしたが、米国の圧力でF16を基盤とするF2を米ロッキード・マーチンと1995年に共同開発し2000年から自衛隊に配備した。今回英国・イタリアと手を組んだのは第6世代戦闘機では米国への依存を減らし独自の技術と生産生態系を構築しようとする意図とみられる。