米日比が手を握る…きめ細かくなった中国包囲網(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.04.13 10:08
米国・日本・フィリピンが11日(現地時間)の初の3カ国首脳会談で、中国が南シナ海と東シナ海で見せている攻勢的な行動に深い懸念を表し、3カ国海上訓練の強化で積極的に対応することにした。米国がそれぞれ南シナ海と東シナ海で中国と葛藤が生じているフィリピン、日本と手を握り、もう一つの対中国共同戦線の構築に動く姿だ。
これで昨年8月のキャンプデービッド首脳会談を通じて構築した韓米日3カ国安保協力に加え、従来のAUKUS(オーカス、米英豪安保同盟)、クアッド(米日豪安保協議体)に続いて米日比3カ国安保協力の枠組みまで、きめ細かな対中国戦線が構築された。伝統的な大陸勢力対海洋勢力という対決構図からみても、少数国協議体を通じた「対中国格子状」(lattice-like)包囲網を完成させるという米国の構想が現実化したという分析が出ている。