【コラム】「ジェンスン・フアンvsジム・ケラー」勝負の観戦ポイント
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.11 11:25
米国半導体企業エヌビディアが先月GTC2024を開催した。人工知能(AI)分野の先導を標榜するこの行事には30万人が参加した。ジェンスン・フアン会長がグラフィック処理装置(GPU)の「ブラックウェルB200」を発表した。以前の「H100」に比べ最大30倍速いB200の性能は20ペタフロップスだ。気象庁のスーパーコンピュータ5号機の25.5ペタフロップスと同水準だ。ペタフロップスは1秒当たり1000兆回の数学演算処理を意味する。
エヌビディアの目標株価は1000ドルだ。予想売り上げは1100億ドルでインテルの2倍だ。こうしたバラ色の見通しには根拠がある。エヌビディアのGPUはトランスフォーマーAI学習に必須の要素だ。オープンAIの「GPT4」は2万5000個のA100GPUで学習した。メタは1個4000万ウォンのH100を35万個注文した。メタは今回出たB200も事前大量注文をし、合計60万個のGPUを確保する予定だ。