「今回の韓国総選挙はこれがない」 韓国人より韓国をよく知る英教授の直言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.09 11:40
2003年7月、仁川(インチョン)国際空港に到着したラモン・パチェコ・パルド氏。ソウル東大門区里門洞(トンデムング・イムンドン)に向かいながら彼は韓国に魅了された。21年が経過した今年の春、彼が著した韓国歴史書『エビからクジラに』が韓国の書店に登場した。
英国名門ギングス・カレッジ・ロンドンで国際関係学を教え、ベルギー・ブリュッセル自由大学のコリアチェア(韓国碩座教授)のパルド氏が2022年に出した本の翻訳だ。この本は他人が見る自分がより正確であることを教えてくれる。印象批評レベルの本とは密度が違う。「檀君神話」と「訓要十条」から1988年ソウルオリンピック(五輪)と2018年平昌(ピョンチャン)五輪などを扱った本文だけで300ページを超え、参考文献などは76ページにのぼる。理念的スペクトラムも中央で均衡を保とうと努力した点がわかる。