韓国外交部は２６日、「政府はこの日ハイチ隣接国ドミニカ共和国政府の協力を通じてハイチの首都ポルトープランス地域からの即時撤収を希望した我が国民２人をヘリコプターでドミニカ共和国に安全に撤収することができるように支援してくれた」と明らかにした。ただし「具体的な撤収過程やルートは現在ハイチに滞在中の他の国民の安全のために明らかにすることはできない」とした。

続いて「今後もハイチに滞在中の国民の安全のためにさまざまな安全措置を引き続き講じていく考え」と付け加えた。

最近まで韓国外交部が集計したハイチ内の国民数は約７０人だった。ハイチには韓国公館がないため隣国の在ドミニカ韓国大使館が現地海外同胞の状況を点検している。

ハイチでは２０２１年ジョブネル・モイーズ当時大統領が自宅で暗殺されてから選挙が行われていないため政府が十分に機能していない。今年に入ってからは反政府デモとギャングの武装闘争で事実上無政府状態に陥った。

このために１７日、米国が真っ先に自国民の撤退を決め、カナダ・フランス・インド・スペインなども海外同胞脱出支援を始めた。