欧州初の「原子力首脳会議」…戦争・ネットゼロで原発への回帰が早まる
欧州で原発回帰の動きが早まっている。欧州連合(EU)議長国であるベルギーが国際原子力機関(IAEA)と共同で21日(現地時間)、ブリュッセルで開催した「原子力サミット(Nuclear Energy Summit)」で、これをめぐる熱い議論が行われた。欧州で原子力に関連して首脳級会議が開かれるのは今回が初めてだ。
ドイツなど欧州主要国では2011年、福島第1原子力発電所の爆発事故以降、脱原発の動きが激しくなった。しかし、ウクライナ戦争によって欧州に供給されていたロシア産天然ガスが急激に減り、エネルギー危機に見舞われたうえに、炭素排出問題まで重なり原発に対する関心が急激に上がった状態だ。