「憤怒する韓国人、互いを突き放すハリネズミのよう」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.21 11:17
昨年経済協力開発機構(OECD)が発表した2022年の「より良い暮らし指標(BLI)」で、韓国の「社会的つながり」指標は41カ国中38位だった。生活・教育水準は高かったが、「助けが必要な時頼れる人がいる」という回答は80%でOECD平均の91%を下回った。なぜ孝と礼、共同体的価値を重視してきた韓国の関係指標が最下位水準に急落したのか。
6日に会った延世(ヨンセ)大学連合神学大学院相談コーチング学科のクォン・スヨン教授は「韓国人はもともと関係を重視していたが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などにより関係が量的には膨張したのに質的には崩れた」とし、その要因として共同体文化崩壊、社会的基準に過度に厳格な「窮屈な文化」を挙げた。韓国相談振興協会理事長などを務めた彼は、著書と講演を通じ「韓国人の憤怒に隠された真の感情に耳を傾けなければならない」と主張してきた。