マウスの頭蓋骨に印刷した電子回路…脳疾患治療に「希望シグナル」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.13 10:03
基礎科学研究院(IBS)が脳組織のように柔らかい人工神経電極をマウスの脳に移植した後、3D(次元)プリンタで電子回路を頭蓋骨の表面に印刷し、脳波(神経信号)を長期間送受信するのに成功したと12日、明らかにした。この研究はナノ医学研究団のチョン・ジンウ団長(延世大特訓教授)、パク・チャンウン教授研究チーム(延世大新素材工学科教授)がセブランス病院神経外科のチョン・ヒョンホ、チャン・ジンウ教授研究チームと共同で行った。
人間の脳をコンピューターとつなぐブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI=Brain Computer Interface)は脳波を通じて外部の機械や電子機器を制御する技術。意思疎通が難しい患者や体が不自由な患者に適用すれば自由かつ正確な意思表明ができるよう支援できるため、活発に研究されている分野だ。脳で発生する信号を感知する挿入型神経電極と、感知された信号を外部の機器に送受信する電子回路はBCIの核心だ。