【社説】韓国証券市場のバリューアップ、企業の業績改善が正攻法
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.26 11:35
先週日本証券市場の代表指数である日経平均が3万9000円を突破した。バブル経済時代の1989年末に記録した最高値を34年ぶりに塗り替えた。米国と台湾の証券市場をはじめドイツとフランスなど欧州主要国の証券市場も高値を記録した。米半導体企業のエヌビディアのサプライズ業績が出され人工知能(AI)関連で証券市場の好調が続くという期待が世界の証券市場を熱い雰囲気にした。
日本の証券市場が超好調の最大の理由は円安で日本の輸出企業業績が改善されたためだ。円安は日本銀行が積極的に維持した緩和的通貨政策の影響を大きく受けた。そのおかげで1-3月期に日本の上場企業1020社の純利益は過去最大規模となる43兆5000億円に達するだろうとの見通しが出ている。トヨタ自動車の時価総額がサムスン電子の時価総額を7年半ぶりに追い抜くことができたのも昨年の過去最大の純利益のおかげだ。株価は結局企業業績を反映するという証券市場の基本を改めて実感する。