中国が金利を過去最低に引き下げ…冷え込む不動産と消費を振興
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.21 08:41
中国がデフレの懸念の中で事実上政策金利の役割をする最優遇貸出金利(LPR)を電撃的に引き下げた。住宅担保ローンに適用される金利を過去最低値に引き下げて沈滞した不動産市場に活力を吹き込み、内需消費も振興しようとする意図と解説される。
中国の中央銀行である人民銀行は20日、LPR5年物を年4.20%から3.95%に0.25%引き下げると明らかにした。LPR5年物が4%以下に落ちたのは今回が初めてで、2019年の制度導入以降で最も低い。LPR1年物は前月と同じ年3.45%で据え置いた。人民銀行がLPRを調整したのは昨年8月にLPR1年物を年3.55%から3.45%に0.1%引き下げてから6カ月ぶりだ。LPR5年物を下げたのは昨年6月に0.1%引き下げてから8カ月ぶりだ。引き下げ幅も0.1%水準を維持していたが今回は拡大した。