国際卓球連盟がサッカー韓国代表チームの「卓球ゲート」を皮肉った。

国際卓球連盟の子会社ワールドテーブルテニス（ＷＴＴ）は１４日、公式Ｘ（旧ツイッター）に「卓球選手たちをいじるな、孫」とし「特に韓国で開催される２０２４世界卓球選手権大会に関連して」というコメントを載せた。

共に掲載した写真は指が脱臼した孫興慜（ソン・フンミン）が頭を抱えている姿で、「孫興慜は衝撃的なアジアカップ準決勝敗退の前日、卓球をしようと夕食を早く済ませて席を外した同僚選手を引き止め、指を脱臼した」というコメントがあった。現在、この掲示物はＸで見られない。

これをめぐり一部では卓球ゲートを皮肉りながら世界卓球選手権大会を広報したという解釈が出てきた。卓球ゲートが世界卓球選手権に及ぼすマイナスの影響を警戒したという解釈もある。

卓球ゲートはアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）カタール アジアカップに出場したサッカー韓国代表がヨルダン代表との準決勝の前日に発生した事件。李康仁（イ・ガンイン）ら一部の若い選手が夕食を終えて卓球をしようとした過程で、主将の孫興慜と物理的な衝突までが生じた。

一方、世界卓球選手権大会は１６日から２５日までの日程で釜山（プサン）で開催されている。韓国男女卓球代表はこの日、グループリーグを共に４戦全勝で終えた。

今大会は男女各４０カ国が５カ国ずつ８組に分かれてグループリーグを行った後、各組１－３位が２４強トーナメントに進出する。組１位は１６強に直行し、２位、３位はプレーオフを行う。１６強に直行した韓国男女代表チームのトーナメント初戦相手は２０日午後に決定し、２１日に１６強戦が行われる。