森保一監督が率いる日本代表（ＦＩＦＡランキング１７位）は３日午後８時３０分（日本時間）、カタールのエデュケーション・シティ・スタジアムで行われたアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）アジアカップ準々決勝でイラン代表（ＦＩＦＡランキング２１位）に１－２で逆転負けした。これで日本は敗退となった。

日本を代表するＭＦ久保建英はこの日、先発出場し、後半２２分に交代した。この日の６７分の出場を最後に久保の２０２３アジアカップの旅程は終わった。

試合後、久保は日本スポーツ専門紙のインタビューで「結局負けてしまったので、もう切り替えるしかない。苦しい時間帯でもっともっとと思うが、あれが今の自分の限界だと思う。できることやったので、特に自分から何か反省すべきことはない」と述べた。

これに先立ち久保はアジアカップを控えて物議をかもす発言をした。久保は先月３日のアラベス戦の後、「レアル・ソシエダが給料を払ってくれているから、アジアカップがラ・リーガの期間中に開催されるのは残念だ。でもこういう大会には義務がある。ソシエダには本当に申し訳ないが、母国を代表するということはとても素晴らしいこと」と語った。

こうした久保の発言は、韓国代表の孫興慜（ソン・フンミン、トッテナム）とは対照的だ。孫興慜はサウジアラビア戦、オーストラリア戦と２試合連続で延長戦まで戦った後、「２試合連続で延長戦をしたことは一度もなかったが、きついというよりもこの状況を精神力で乗り越えていくのがトーナメントの醍醐味だと思う。国のためにプレーするのに、体がきついと言うのは言い訳にすぎない」とし「きつい、痛いという言い訳は必要なく、ただ一つ目標に向かって進んでいく」と精神力を強調した。