旅行は海外、消費は個人輸入で…エンデミックのジレンマで内需ダメージ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.02 13:24
韓国では、コロナ禍のソーシャルディスタンスが解除されれば消費が増えるだろうという期待とは裏腹に内需不振が続いている。海外旅行に出かける人々が増えたうえ、海外からの直接購入(個人輸入)額まで歴代最高を記録しながらだ。特に、ソル(旧正月)を控えて小商工人(自営業者)や伝統市場の商人が感じる体感景気はこれ以上なく冷え込んでいる。
1日、韓国統計庁によると、昨年の小売販売は前年比1.4%減り、2022年(-0.3%)に続いて2年連続で減少した。昨年減少幅は2003年(-3.2%)以降、20年ぶりに最大だ。内需不振が長期化し、さらに深くなったということだ。韓国政府は高金利と高為替レートの影響で消費が減少したと説明したが、海外旅行と個人輸入が増加したことも相当な影響を及ぼしたという分析だ。