「トランプ氏再選でも…金正恩委員長、米朝直接取引は実現しない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.29 11:49
--交渉当時のトランプ政権の立場は、北朝鮮の誠意ある非核化措置なしには制裁を緩和できないというものだった。これは今後も維持すべき立場か。
私たちがまた北朝鮮と核プログラムに関して交渉することになれば、相互的(reciprocal)行動がなければいけない。非核化に関連して北朝鮮側の顕著な結果が求められる。また交渉をする場合、核だけでなくミサイル能力、運搬システムなども含めるためにミサイル能力の縮小も必要だ。制裁緩和、また他のいかなることも実現するためには明確な措置がなければならない。しかし私たちがそのような(交渉の)空間に再び戻ることができるかは確信できない。依然として金正恩の目標は核保有国地位の達成だ。朝米首脳会談が行われる間、彼はしばらく真摯に非核化がもたらす未来を考えてみたはずだ。しかし、結局これが不可能または利益に合わないと決定したのだ。最後には非核化に真摯でなかったようだ。それで彼がまた非核化を真摯に悩む地点に戻ることができるかはよく分からない。