【中央時評】トランプ氏の当選が韓国の外交に及ぼす影響
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.22 16:21
米国大統領選挙まで残り1年となった。トランプ前大統領が当選する可能性もある。現在、トランプの全国的な支持度はバイデン大統領より少し高く、競合州でも優位に立つ。もちろんトランプには司法リスクがあり、極端な性向に対する懸念は今も残る。バイデンにも健康問題、インフレなどの弱点がある。トランプの当選の可能性は50%にはなると見るべきだろう。
トランプが大統領だった当時、彼は偏った主張を政策として強行することが多かった。今のトランプは怒りと復讐心に満ちていて、自分のやり方でしようという思いが強い。トランプ陣営の側近参謀はトランプ1期目には既得勢力の「ディープステート(Deep State、隠れた権力集団)」によりトランプの「斬新」な政策が挫折した事例が多かったと考えている。彼らの目には、ケリー秘書室長、ティラーソン国務長官、マティス国防長官、ボルトン安保補佐官らが妨害者だ。参謀らはトランプ2期目には「ディープステート」の妨害を防ぐ案を人事と運営の側面で用意しようと腐心している。トランプが再執権すれば、彼はより極端な政策をより強く進めると思われる。引き止めるような人物は最初から起用しないだろう。