<危機の韓日関係、連続診断31>不安な韓半島の地政学的状況…いつよりも切実な韓米日協力(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.25 11:43
チョ・ヤンヒョン国立外交院日本研究センター長=派閥は、1955年体制が始まった後、1980年代と90年代の政治改革でも変わらなかった。日本政治のDNAに刻み込まれているものだ。日本はいま派閥解体を約束しているが、おそらく今の逆風が過ぎ去れば過去の政治改革がそうであったように派閥構図が復元される可能性がある。一方、韓日の過去の問題に関連し、国民的な自尊心と現実的な関係改善の必要性の間で国論が二分化している。指導者が直接、なぜ韓国が日本と手を握るべきかを説得する努力が必要だ。
柳明桓(ユ・ミョンファン)元外交部長官=ウクライナ戦争が続き、朝ロ間の密着が加速化し、その余波が韓半島(朝鮮半島)にまで及ぶことを誰が予想しただろうか。また中東でも葛藤が広がっている。現在の地政学的状況で韓米日の協力はいつよりも切実だ。11月の米大統領選挙でトランプ前大統領が当選する場合、韓日は力を合わせてトランプ氏を多方面から説得する必要がある。一方、9月の自民党総裁選までは岸田首相が職を維持すると予想する。派閥は日本の胎生的な要素であり、消えにくい。