【中央時評】韓日関係回復、経済にかかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.19 09:44
韓日関係が悪化した理由は単に政治家のためだけではない。政治家が自身の政治的立場のために国同士の敏感な問題に触れた結果成長率が下落して雇用が減るならば彼の支持率は急落するだろう。すると当然言動を控えるだろう。
サプライチェーンの連係性が弱まったことが韓日対立の主要背景だ。対外経済政策研究院は韓日中の素材・部品・装備産業での生産と貿易波及効果を分析した報告書を2021年に発刊した。これによると、2000年には韓国の対日波及効果が中国の2.5倍だったが2018年には半分以下に急減した。また、2018年の日本の対韓波及効果も中国の半分程度にとどまった。韓日両国が経済的に互いに必要とする水準が顕著に減ったという意味だ。主な理由は両国間に相互補完性を見つけるのが容易でなかったためだ。中国は経済発展段階の差により韓国と自然につながることができた。特に中国の生産費が相対的に低く大量生産が可能という点は明らかな長所だった。これに対し経済発展段階が似ている韓日間では生産費の差が小さいだけでなく、設計と生産、またはアップストリームとダウンストリームのような経済的分業構造を見つけるのが難しかった。