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【グローバルアイ】引きこもりを否定しない社会

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.19 10:35
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2018年1月6日、北海道札幌市のあるアパート。ガス検針員がドアを叩いた。おかしな気配がして近所の人に助けを求めた。やっと開かれたドア。家の中に入って、不吉な予感は的中した。住民が発見したのは2人の遺体。82歳の母と52歳の娘だった。死因は低体温症と栄養失調。母の死亡推定時期は2017年12月中旬。娘の死亡時点はそれから約10日後であることが分かった。50代の娘が最後に目撃されたのは遺体が発見される10日前。家の前に一人でうずくまって座っている娘に近所の人は話しかけたが、娘は「大丈夫」という言葉と共に再び家へ戻っていった。警察調査の後、隣人たちは驚いた。冷蔵庫は空っぽだったが、室内には9万円の現金が置かれていたためだった。

NHKが伝えた2人の孤独死の後ろには引きこもり問題があった。学校を卒業して社会に出た娘だったが、10年以上、家の外に出ていなかった。唯一の支えである母には娘の問題を相談する所も、助けを求める所もなかった。母の死に絶望した娘は死亡届さえ出せないまま後に続いた。

 
なぜこうしたことが起きたのか。心理学者の斎藤環氏は『社会的ひきこもり』で80代の親が50代の引きこもり子女を世話する「5080問題」の原因を次のように指摘している。まず、引きこもり開始年齢の上昇だ。20年前は平均年齢は15歳だったが、最近では21歳以上に上昇したという。一度引きこもりに入ると、彼らが経験する断絶の時間は平均13年になる。ここに自分の息子・娘、兄弟・姉妹が引きこもりであることを言い出しにくい社会の雰囲気まで重なって札幌の悲劇のようなことが起きたという説明だ。

最近、青年引きこもり問題を解決すると言って韓国政府が乗り出した。54万人という調査結果も初めて出した。政府は相談窓口を用意して、専門担当機関を置くといった。鼓舞的なことだ。だが傾聴すべき言葉がある。長く自助活動を行ってきた日本のKHJ全国引きこもり家族会連合会の上田理香事務局長の助言だ。「引きこもりは自身の尊厳を守るために最後の手段として社会から存在を隠した人々です。親の甘さ、個人の弱さとして片付けてはいけません。引きこもりを否定しない社会、偏見がない社会になるようにすることがこの問題を解決していくための第一歩です」。

キム・ヒョンイェ東京特派員

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