1日に話す言葉は「たばこください」だけ…韓国、ひきこもり青年54万人(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.14 10:44
孤立を放置すればさらに大きな断絶につながった。超高危険群504人(2.4%)は「自分の部屋から出ない」と答えた。部屋からは出てくるが家の外には出て行かない人は1359人、チョンさんのようにコンビニなどに短く外出する人は3674人と調査された。10余以上ひきこもり生活をする女性のパク・スビンさん(仮名、30)は超高危険群のひきこもり青年だ。両親に対する反感が激しく居間にも出てこず自室でゲームをしたりソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)をしながら時間を過ごす。大学入試失敗がひきこもりの沼に落ちた契機だった。浪人の末にソウル市内の大学に合格したが1年でやめた。パクさんは「両親が希望する大学でなくはばかることなく失望感を表現した。自責感から生きたくなくなった」と話した。
孤立した青年らは主に動画視聴(23.2%)やオンライン活動(15.6%)で時間を過ごした。オンライン・モバイルゲームはこのうち女性(9.9%)より男性(21.5%)の暮らしで大きな割合を占めた。家庭内暴力により対人忌避症になり8年にわたりひきこもっているカン・ミンジュンさん(仮名、28)は「30歳になろうとしているのに実績がなく能力もない。できることはコンピュータゲームしかない。1日に10時間ずつゲームをしていれば孤独であることもわからない」と話した。続けて「両親が30歳になったら独立しろというがどんな仕事をすべきかもわからない。『30歳になったら自殺しなければならないのか』と考えたりもした」と話した。