2%まで割り込んだ…潜在成長率ショック=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.10.24 07:13
韓国の潜在成長率が今年初めて1%台に入るだろうという見通しが出てきた。下落傾向が続き、場合によっては長期低成長の沼に落ちる恐れもあるとの懸念が提起される。
韓国銀行が23日に野党「共に民主党」の康準鉉(カン・ジュンヒョン)議員に提出した「最近20年の韓国を含む主要国の年度別国内総生産(GDP)ギャップ現況資料」によると、経済協力開発機構(OECD)は6月に韓国の今年の潜在成長率を1.9%と推定した。潜在成長率は簡単に言えばある国の経済の基礎体力を示す指標だ。労働や資本などを最大限投じて物価を刺激しないで達成できる最大成長率を意味する。政府が支出を増やし景気浮揚策を使って成長率を2%以上に育てることはできるが、インフレ(物価上昇)のような後遺症を招くことになるという意味でもある。