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完全充電でソウル~釜山往復…900キロ走れる夢のバッテリー、韓国が出した

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.11 10:07
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1回の充電でソウル~釜山(プサン)を往復できるバッテリー技術が開発された。「夢のバッテリー」と呼ばれる全固体電池の開発にもスピードを出している。

業界によると、LGエナジーソリューションと韓国科学技術院(KAIST)の共同研究チームが1回の充電で900キロメートルを走行できる次世代バッテリーの基本技術開発に成功した。既存のリチウムイオン電池バッテリーと比較して走行距離が約50%増えた水準だ。だが重さは同水準で、再充電も400回以上できるようバッテリー性能を画期的に改善したのが特徴だ。

 
今回の研究は2年の研究の末にリチウムの腐食を防ぎリチウムメタルバッテリーの寿命と性能を高めたのが核心だ。成果を認められ世界的な科学学術誌「ネイチャーエネルギー」に掲載された。KAIST生命化学工学科のキム・ヒタク教授は「これまで実現不可能だと思われた液体電解液を基盤とするリチウムメタルバッテリー実現の可能性を可視化した研究」と説明した。

サムスンSDIは「夢のバッテリー」開発を中心に最近大々的な組織改編に出た。中大型電池事業部直属組織としてASB(全固体電池)事業化推進チームを新たに設けた。チェ・ユンホ社長が提示した超格差技術競争力確保方針の下で全固体電池事業を拡張するためだ。

全固体電池は少ない容量でも1000キロメートル以上の走行距離を実現できる上に火災や爆発の危険性が極めて少なく、業界で「夢のバッテリー」と呼ばれる。サムスンSDIは昨年3月に韓国のバッテリーメーカーのうち初めて研究所内に6500平方メートル規模の全固体電池生産パイロットラインを着工した。

◇「夢の技術」探せ、バッテリー競争に火が付いた

韓日中の超格差技術戦争も火花が散る。これに先立ち日本のトヨタは10分間の充電で1000キロメートル走行できる全固体電池を開発し、早ければ2027年に電気自動車に搭載すると公言している。トヨタは全固体電池関連特許を1000件以上保有し、自動車・バッテリー関連企業のうち最も多くの特許を持つ企業に挙げられる。

これまでコストパフォーマンスを強調してきた中国のバッテリー業界も研究開発に加速度がついた。世界1位のバッテリーメーカーであるCATLは10分の充電で400キロメートル走り、15分間で完全充電すれば最大700キロメートルを走れるリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを8月に公開し、来年1-3月期の発売を公言した。

既存のバッテリー産業の地図を変える「ゲームチェンジャー」になる新しいバッテリー技術を確保する過程が日増しに進んではいるが、実際に商用化されるまでは障壁が高いという指摘も出る。バッテリー業界関係者は「基本技術の確保も意味はあるが、量産が可能なのか、価格が適切なのか、バッテリー生産の歩留まりは確保されるのかなど今後の課題がさらに重要だ」と話した。

実際にSNEリサーチは4月に全固体電池が量産化に成功しても市場浸透率は極めて低いと予想した。主要素材が高価な金属のためバッテリーの原価競争力を確保しにくく量産可能性が低いという側面からだ。

韓国バッテリー産業協会関係者は「現在のバッテリー競争の様相は企業間競争から国同士の生態系競争に転換されており、韓国バッテリー業界の超格差達成に向けては民間・政府・国会がワンチームになって対応する国家総力支援体制が構築されなければならない。例えば米国のインフレ抑制法のような破格の支援案が必要だ」と注文した。

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