戦闘機4機の護衛を受けて異例の中東歴訪…サウジの実権者と会談したプーチン大統領
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.07 16:34
ウクライナと戦争中のロシアのプーチン大統領が6日(現地時間)に中東歴訪に出た。ロイター通信などが報じた。プーチン大統領が旧ソ連の衛星国家だった周辺国以外の海外歴訪に出たのは異例だ。ロシアのクレムリン宮(大統領府)によると、プーチン大統領はこの日アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアを順次訪問した。プーチン大統領はサウジの実権者ビン・サルマン皇太子に会って会談して「皇太子とモスクワで会えることを期待していたが、さまざまな状況が当初の計画に影響を与えた」としながら「誰も我々の友好関係発展を阻むことはできない。次はモスクワで会うことを期待している」と発言した。ビン・サルマン皇太子はプーチン大統領に「全世界の利益のためにロシアとともに手を携えることができる」と応じた。2人は中東情勢に関しても意見を交換したとサウジ国営通信SPAが伝えた。
外信はプーチン大統領がビン・サルマン皇太子との会談を通じて「減産同盟」をアピールしているという分析を出している。世界石油生産量の40%を占めるロシアとサウジは産油国協議体「OPECプラス」を通じて産油量を調節してきた。これに関連してフランス24は「プーチン大統領の中東歴訪は最近のロシアの減産発表にもかかわらず、国際原油価格が下落した以降に行われた」と指摘した。