【中央時評】東欧の時代を準備しよう=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.06 11:17
今年初めにハンガリーの国立大総長がソウル大を訪問して伝えた話は興味深かった。ハンガリーの大学で英語の次に人気がある外国語が韓国語という。いわゆる「韓国熱風」が吹いていて、韓国の大学との関係強化を望んだ。K-POPなど韓流の影響もあるが、それだけではない。就職にも絶対的に有利だという。実際、今年1-9月に韓国の輸出額が前年比で最も多く増えた国はポーランドとハンガリーだった。そしてこの数年間、この両国に直接投資を最も多くした国は韓国だ。チェコとスロバキアにとっても韓国は非欧州国家のうち最大の投資国だ。
東欧が浮上している。欧州連合(EU)27カ国のうち11カ国が社会主義から資本主義に転換した東欧国家だ。この11カ国の総人口は約1億人と、EUの全体人口の22%を占める。しかしこの地域の国民総生産はまだEU全体の国民総生産の11%にすぎない。それだけ成長潜在力が大きいということだ。社会主義経済体制は資本主義より効率性が40%ほど低い。したがって資本主義に転換すればそれだけ効率性が高まる。しかしその速度が遅く、今でも追撃が進行中だ。先進東欧国のヴィシェグラード4カ国(ポーランド・ハンガリー・チェコ・スロバキア)の平均1人あたりの国民所得は20年以内にスペイン水準に追いつくと予想される。それだけEU内での影響力も大きくなるはずだ。