【時視各角】日本の記者、中国の記者との対話=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.16 07:59
最近、日本の記者と韓日言論協力方案を議論する機会があった。日本の記者と韓国の記者は互いについてよく知り通じている。両国の国内政治が国境を越えて外交的摩擦を引き起こしていて、外交的和解が容易ではないことも十分に知っている。韓国は歴史を忘れず、日本は歴史から逃げたいと思っている。そのため両国は平行線を走る。
しかも太平洋戦争以降に生まれた日本の戦後世代は植民地時期の韓国人の苦痛を知らない。日本が歴史を隠して美化する教育で一貫しながらだ。1592年に始まった壬辰倭乱(文禄・慶長の役)もそれほど昔の歴史ではないのに日本人はよく知らない。ただ兵士を朝鮮に送ったとだけ知っている。このように歴史が縮小されるので対話に進展がない。
現時点ではむしろ韓国が必要以上に葛藤を助長しているという認識が日本に広がっている。韓国側が口実を提供したのは間違いない。文在寅(ムン・ジェイン)政府は2015年朴槿恵(パク・クネ)政府と安倍晋三政府の間の合意で発足した「慰安婦和解・癒やし財団」を2018年解散させた。当時「不可逆的解決」を主張した日本政府は当惑する状況に直面した。また、2018年韓国大法院(最高裁)は強制労役被害者が提起した訴訟で被害補償判決を下した。