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「済州で焼肉? それなら日本で和牛を食べる」 韓国人の日本旅行人気が一気に爆発(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.30 07:08
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◇済州島は訪問客8%減

円安は過去10年間で最低水準を記録している。11月27日現在で100円876ウォンだ。日本専門旅行会社「テラツアー」のシム・ウォンボ代表は「物価が急騰した韓国と違い、日本は数年間物価が変わらない。100円1000ウォンだったときに比べて、すべての商品が15%安くなったようなもの」としながら「済州島に行って名物の豚の焼肉を食べるよりは日本に行って和牛を食べるほうが安いという話が出るほど」と話した。最近大阪に行ってきたパク・ソンミさん(33)は「2人ですしを食べて5万ウォン(約5700円)だったが、これくらいのクオリティなら韓国で10万ウォン出さなくてはならない」とし「ビールも韓国より10~20%安くて負担ではなかった」と話した。

 


日本政府が円安基調を維持する限り、来年も日本旅行の人気は続く展望だ。来年2月、エアージャパンが仁川~成田路線の運航を始めるなど航空供給が増える予定で、景気不況のため相対的に負担が少ない日本に海外旅行が集中する可能性が高い。ショッピング・グルメ・温泉の他にも楽しむテーマがいろいろとあり、地方の小都市ごとに固有の魅力があるという点も日本の強みだ。ハナツアーのチョ・イルサン広報チーム長は「スキー、自転車、ハイキングなどアウトドア市場の潜在力も大きい」と話した。日本航空のキム・ギョンリン韓国支社長は「日本大都市から42人乗りの小型機に乗って屋久島などのような離島を訪ねる韓国人が急増した」と述べた。

ただし最近になってホテル料金が上昇し、バス運転手の求人難が深刻で団体旅行の企画が難しい点は問題として指摘されている。ある旅行会社の関係者は「京都、北海道美瑛のように韓国人観光客が集まる所は農地毀損や駐車難など『オーバーツーリズム』の弊害が現れている」と話した。

韓国人の日本旅行の人気は、国内旅行の不振と合わせ鏡だ。特に済州島でその傾向が顕著だ。今年11月26日まで済州を訪ねた内国人は1159万人で、昨年同期比8.6%減った。済州は高いという先入観が最も深刻な問題だ。済州島観光客の1人当たりの平均支出額は66万ウォン(済州観光公社2022年)で、海外130万ウォン(韓国観光公社2023年9月)の半分水準であっても、観光客が感じる体感物価は違う。リサーチ会社「Consumer Insight(コンシューマーインサイト)」は「昨年から済州島訪問計画、再訪問の希望が軒並み減少傾向を示している」とし「『済州島に行く費用があるなら海外に行く』という言葉は『済州が海外の半額でも行きたくない』という意味に理解しなければならない」と診断した。

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