【コラム】韓日中バッテリー10年戦争、勝者の条件
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.24 14:46
バッテリー産業を支配した「進まなければ死ぬ(不進則死)」というモットーが「無理に行けば死ぬ(強行必死)」というパラダイムに変わる転換期が訪れた。長期戦で勝利するには急変する産業環境を正確に読み取り、新設・増設計画と加速・減速タイミング、コーナーワークを見直す必要があるということだ。年初に筆者はバッテリー電気自動車やエネルギー貯蔵システム(ESS)用バッテリー分野で生産設備過剰時点が早ければ2024年に訪れると予測した。世界各国の攻撃的な設備増設のために遅くとも2025年には重大な分岐点を直面するはずだ。
前だけを見て突っ走ってきたバッテリー電気自動車市場もいつのまにか景気と市場鈍化を心配する状況を迎えた。市場掌握力が独歩的なテスラが結局「チキンゲーム」に入った。韓国バッテリー3社の顧客を含む後発自動車企業が新車を出したが、こうした製品が市場に定着し始めた時期、テスラが破格割引に入った。GMとフォードを直撃したドミノ衝撃波は韓国のバッテリー3社に向かう。