「178億ウォンの新たな冷凍倉庫まで必要」…マイワシ急増でパニックの韓国南部沿岸
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.07 10:19
先月27日、慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)にある塩辛専門業者。カタクチイワシを原料にプレミアム魚醤を作る会社だ。5259平方メートル規模の工場の敷地には高さ90センチメートル、直径60センチメートルの薄緑色のドラム缶1万個が積まれている。容量200キログラムのドラム缶には塩漬けにした魚250キログラムが衛生ビニールに包まれて積み上げられていた。塩蔵した魚はカタクチイワシではなくマイワシだった。
韓国南部沿岸にカタクチイワシに代わりマイワシが急増していることから、漁業関係者と自治体などはパニック状態となった。塩辛業者はマイワシで魚醤作りに出た。海金剛(ヘグムガン)食品のクォン・ユンソク代表は「今年はカタクチイワシが全滅した。代わりにマイワシが増加し続けているが、これを商品(魚醤)にできなければ私たちは本当に危機」と話す。